禅宗の立場を表す語の一つで、禅の悟りの内容は文字やことばで伝えられるものでないことをいう。中国の翻訳仏教や学問仏教を批判し、実践仏教を主張した禅宗の特色を示す。教えを心から心に伝える意の教外別伝(きょうげべつでん)や以心伝心の語と連結して使用されることが多い。唐代の『都序(とじょ)』などでは達磨(だるま)のことばとする。「教外別伝、不立文字、直指人心(じきしにんしん)、見性成仏(けんしょうじょうぶつ)」の四句は宋(そう)代の『祖庭事苑(そていじえん)』に最初に表れる。文字への執着を破って真実に入ることを説いた大乗経典の『大般若経(だいはんにゃきょう)』や『楞伽経(りょうがきょう)』などの「不説一字」の思想を承(う)けて、禅宗で強調する。
[石井修道]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加