神海村
こうみむら
[現在地名]本巣町神海
木知原村の北の山間地に立地し、おもな集落は谷間を流れる根尾川に沿っている。神見とも書いた。戦国期斎藤道三に追われた土岐頼芸が、神海・佐原を経て越前へ落延びたという(土岐斎藤軍記)。天正一七年(一五八九)一〇月一八日の検地帳(大垣市立図書館蔵)によれば村高一一四石余、田畑合せて二八町二反余。関ヶ原の合戦後の領主の変遷は山口村と同じ。正保郷帳では田四五石余・畑七二石余、山年貢米六石五斗・紙舟役銀二二匁の小物成を上納。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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