デジタル大辞泉 「禁裏付」の意味・読み・例文・類語 きんり‐づき【禁裏付】 江戸幕府の職名。京都所司代の指揮下で、禁裏の会計・警衛を管掌し、朝廷・公家・女官などを監督した。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「禁裏付」の意味・読み・例文・類語 きんり‐づき【禁裏付】 〘 名詞 〙 江戸幕府の役職。禁裏、院中、門跡、宮方一切のことを管掌し、公家の行跡をも監視する。老中支配、千石高、京都所司代の指揮。毎日参内して天皇の様子その他諸用を記録し変化あれば所司代へ報告、また、諸門(唐門、日の門、御所)の出入りを取り締まり、通行には切手を必要とするなど、奥・台所向きの会計を管理した。旧称、禁中御守衆。[初出の実例]「禁裏附高木善七郎守久、天野豊前守長信に御黒印の条約を下さる」(出典:徳川実紀‐寛永二〇年(1643)九月朔日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例