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秀衡椀 ひでひらわん

大辞林 第三版の解説

ひでひらわん【秀衡椀】

奥州南部地方で作られた椀。切り箔はくを置き、黒の地に朱で草木などの紋様を描いた大振りなもの。 〔創意者と伝える藤原秀衡の名にちなむ〕

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百科事典マイペディアの解説

秀衡椀【ひでひらわん】

奥羽地方で作られた椀。内側は朱漆塗,外側は,黒漆塗の上に朱漆で雲形や植物文様などの大胆な文様を描き,ところどころに切箔(きりはく)を置いて菱形などを表す。桃山時代以降の作品が現存,南部領内の産といわれる。
→関連項目漆器

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

秀衡椀
ひでひらわん

南部地方(岩手県)でつくられた椀の一種。朱漆(しゅうるし)で草花や樹木を描き、大形の切箔(きりはく)で菱紋(ひしもん)を表した華やかな装飾を外側に施し、内側を朱塗り、大ぶりの三重椀の形式からなる。南部地方産なので藤原秀衡の名にちなんだのであろうが、現存のものは桃山時代以降で、それ以前のものは知られていない。また、この地に古くからある南部椀、浄法寺(じょうぼうじ)椀との区別も明らかでない。[郷家忠臣]

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