秘閣(読み)ヒカク

デジタル大辞泉 「秘閣」の意味・読み・例文・類語

ひ‐かく【秘閣】

貴重な文書などを所蔵する宮中書庫
墨柄すみづか異称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「秘閣」の意味・読み・例文・類語

ひ‐かく【秘閣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 深奥な趣の建物。比喩的にも用いる。
    1. [初出の実例]「教韞秘閣、未及此朝」(出典:性霊集‐九(1079)高野建立初結界時啓白文)
  3. 書物を蔵する宮中の書庫。また、それを管理する役所御書所秘館
    1. [初出の実例]「再直秘閣御書」(出典本朝文粋(1060頃)一・夜行舎人鳥養有三継狂歌〈源順〉)
    2. [その他の文献]〔南史‐徐広伝〕
  4. すみづか(墨柄)
    1. [初出の実例]「遵生八牋云、秘閣有長様古玉之者、甚多」(出典:随筆・雅遊漫録(1755)二)

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普及版 字通 「秘閣」の読み・字形・画数・意味

【秘閣】ひかく

天子の書庫。晋・陸機〔魏の武帝を弔ふ文〕元康年、、始めて臺を以て出でて作に補せられ、祕閣にび、魏の武令を見、然として息し、傷懷する(こと)之れを久しうす。

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