精選版 日本国語大辞典 「稲荷台遺跡」の意味・読み・例文・類語
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出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
東京都板橋区稲荷台町にある縄文時代の遺跡。1939年(昭和14)白崎高保(しらさきたかやす)の発掘により、褐色土層とローム層の境付近から、撚糸文(よりいともん)の深鉢尖底(せんてい)土器と押型(おしがた)文土器が発見された。ローム層に接して出土したこの稲荷台式土器は縄文文化最古の土器型式とされ、学界の注目を集めた。しかし、第二次世界大戦後に縄文早期の土器研究が進み、撚糸文土器のうちでも新しく位置づけられている。稲荷台式土器は、縦方向のまばらな撚糸文で特徴づけられるが、夏島式との差が明確ではない。この遺跡からは、局部磨製石斧(せきふ)、打製石斧、石鏃(せきぞく)、石皿、磨石(すりいし)も出土している。現在は住宅地の下となっている。
[十菱駿武]
『『板橋のあゆみ』(1970・板橋区)』
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
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