空売り(読み)カラウリ

デジタル大辞泉の解説

から‐うり【空売り】

[名](スル)株式信用取引や商品の先物取引で、一定の証拠金を預託して、証券会社などから現物を借り、それを売ること。相場の値下がりとともに現物を買い戻し、証券会社などに返す。値ざやを得る目的で行う場合と、手持ちの現物の値下がりによって被る損失を相殺するために行う場合とがある。故意による株価の値下げなどに使われることがあるため、政府などによる規制が強化されている。ショートポジション。→空買い売り繋ぎ

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

空売り

投資家が実際には持っていない株式を、証券会社や別の株主から借りて売り、株価が下がった後に買い戻す行為。たとえば、株価が1万円の株を空売りし、9千円で買い戻せば、1千円の差額が入る。差額の中から、持ち主に「貸株料」を払った残りのお金が、空売りした投資家のもうけになる。

(2012-04-14 朝日新聞 朝刊 1経済)

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百科事典マイペディアの解説

空売り【からうり】

株式市場において,株式を持たず,あるいは持っていてもそれを手放さずに,第三者から株式を借りて売却すること。一定期間後,株価が売値より下がったとき買い戻し,借株を返済して利ざやをかせぐ。株価の値下がりをヘッジするための空売りはつなぎ売りという。また十分な資金を持たずに以上とは逆の売買を行うことを空買いという。→信用取引
→関連項目通貨危機

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大辞林 第三版の解説

からうり【空売り】

株式の信用取引や商品の清算取引で、所有していない株や商品を売ること。値下がりを予想して、買い戻しによる差額を利益として得る目的で行う。 ⇔ 空買い

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世界大百科事典内の空売りの言及

【信用取引】より

…信用取引を利用する顧客は,証券会社に対して〈信用取引口座設定約諾書〉および〈同意書〉(証券会社が当該預託証書を担保に供したり他人に貸し付けることに同意するもの)を差し入れることになっている。 信用取引の買付け(空買い)または売付け(空売り)が成立した場合,顧客は売買成立の日の翌々日の正午までに買付けまたは売付けの約定価格の30%(ただし約定価格の30%が30万円に満たないときは30万円)以上で取引所が定める率を乗じた額以上の金銭を委託保証金として差し入れなければならない。委託保証金は現金に代えて有価証券を預託することもできるが,この場合は,有価証券の種類ごとに一定の評価率を乗じて代用価格を算出する。…

【取引所】より

… 売上がり・買下がり〈売上がり〉は株価が上がるにつれてさらに売っていくことをいい,〈買下がり〉は株価が下がるにつれてさらに買っていくことをいう。信用取引の場合でいえば,空売りしたあと株価が値上がりしたため,さらに売って売値の平均値を上げることが売上がりで,〈ナンピン売上がり〉ともいう。反対に信用取引で買ったあと株価が値下がりしたため,さらに買って買値の平均値を下げることが買下がりで,〈ナンピン買下がり〉ともいう。…

※「空売り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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