ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「空間派」の意味・わかりやすい解説 空間派くうかんはSpazialismo 1947年イタリアのミラノで,L.フォンタナを中心として結成された芸術家の集り,またその運動。若い美術家や建築家を包含し,空間を視覚の対象とすることから広げて,五感に訴えるものとして形成することを主張した。芸術の環境化ともいえる。電光や電波などの媒体に注目することを提唱しそれを用いた。イタリアでは未来派に次ぐ重要な運動で,第2次世界大戦後のイタリア美術の国際化に果した役割は小さくない。フォンタナのほか P.マンゾーニ,E.カステラーニらが知られる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by