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窒化鋼 チッカコウ

3件 の用語解説(窒化鋼の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ちっか‐こう〔チツクワカウ〕【窒化鋼】

アンモニアガス中などで熱し、表面の窒素含有量を増して硬化させた鋼。また、それに適する、少量のアルミニウムクロムなどを含む鋼材。製品は内燃機関シリンダーなどに使用。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

窒化鋼
ちっかこう
nitriding steel

窒化処理を施した機械構造用低合金鋼。表面硬さをあげ、窒化層を厚くするために約1%のアルミニウムと約1.5%のクロムとを添加し、また心部の強靭(きょうじん)性をあげるために約0.4%の炭素と0.2%のモリブデンとを含ませる。歯車などに用いられ、窒化処理により耐摩耗性や疲れ強さが向上する。[須藤 一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の窒化鋼の言及

【窒化】より

…鋼材の表面に窒素を浸透拡散させることによって表面層だけを硬化させ,耐摩耗性,その他の性質がすぐれた材料にする表面硬化法。窒化は歯車,ピストンリング,機械の摺動部の部品などに行われるが,それらの鋼材は,窒素と親和力の強いアルミニウム,クロム,モリブデン,チタン,マンガンなどを含む合金鋼であり,とくに窒化鋼と呼ばれる。窒化は窒素源の種類により気体(ガス)窒化,液体窒化に大別される。…

【肌焼鋼】より

…窒化は,あらかじめ強固な窒化物形成元素であるアルミニウム,バナジウムおよびクロムのような合金元素を鋼に添加しておき,これを焼入れしたのち,焼戻しをアンモニア雰囲気などの中で加熱保持する方法やシアン酸塩の塩浴を用いて表層を窒化処理し硬化させる。このような目的で製造される鋼をとくに窒化鋼という。表面焼入れには,火炎によって表層だけをオーステナイト化して焼き入れる火炎焼入れや,高周波加熱が表層に限定される性質を利用した高周波焼入れの方法がある。…

※「窒化鋼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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