立待岬(読み)タチマチミサキ

関連語 蝦夷錦 大間

日本歴史地名大系 「立待岬」の解説

立待岬
たちまちみさき

函館山南部の東側にある岬。津軽海峡を挟んで、下北半島大間おおま崎と対峙する。前期幕府領期に異国船警固のための砲台が岬上の段丘部に築かれ、盛岡藩が固めていた(「北夷談」など)。「蝦夷日誌」(一編)に「立マチ 是又岩岬なり」とみえ、「遠見番所壱軒有。足軽壱人相勤る也。五十匁壱挺、百匁壱挺、三百匁壱挺を相備ふ也。実に南東大洋ニ枕ミ当所第一の要害也。此岬南部尻矢岬と対峙し而其風景またよろし。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「立待岬」の意味・わかりやすい解説

立待岬
たちまちみさき

北海道南西部,函館市の南西部に位置する函館山東端の岬。付近海食崖が発達し,函館市東端の汐首岬にいたる亀田半島海岸と,津軽海峡を隔てて下北半島を遠望できる景勝地石川啄木の「東海小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたわむる」の歌碑がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む