端舟(読み)ハシブネ

デジタル大辞泉 「端舟」の意味・読み・例文・類語

はし‐ぶね【端舟/橋船】

《「はしふね」とも》
小舟
「天の日槍ひほこ―に乗りて播磨国とどまりて」〈垂仁紀〉
本船に付属して人や荷物陸揚げに使う小舟。
「かねて用意の―に召し給へば」〈浄・千本桜

たん‐しゅう〔‐シウ〕【端舟】

小舟。ボート端艇
法律で、航行推進力として機関または帆を使用しない舟。

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精選版 日本国語大辞典 「端舟」の意味・読み・例文・類語

はし‐ぶね【端舟・端艇・橋船】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「はしふね」とも ) 本船に対する端船で、大型船に積み込み、人馬貨物の積みおろしや陸岸との連絡用として使用する。はしけぶね。はしけ。端伝馬。脚継舟(あしつぎぶね)
    1. [初出の実例]「仍て大舶(つむ)同船(ハシフネ)と、三艘(つ)を賜ふ」(出典日本書紀(720)皇極元年八月(岩崎本訓))

たん‐しゅう‥シウ【端舟】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 小舟。ボート。端艇。はしけ。はしぶね。
  3. 法律上、航行推進力として、機関や帆を使用しない舟。海商法適用を受けない。〔商法(明治三二年)(1899)〕

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