等圧線(読み)トウアツセン

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精選版 日本国語大辞典 「等圧線」の意味・読み・例文・類語

とうあつ‐せん【等圧線】

  1. 〘 名詞 〙 天気図上で、気圧の等しい地点を連ねた線。〔電気訳語集(1893)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「等圧線」の意味・わかりやすい解説

等圧線
とうあつせん

大気中のある面で気圧の等しい点を結んだ線。またその面と等圧面の交わる線。通常、等高度面上の等圧線をいう。地上天気図に描かれる等圧線は海面高度面の等圧線である。したがって、この場合の気圧の値は、高さの違う各観測点の現地気圧を、それぞれ、海面の値に換算した海面更正値が用いられる。等圧線を引くことにより、高気圧低気圧の存在が明らかになる。等圧線は通常、天気図のスケールにより、1ヘクトパスカル、2ヘクトパスカル、4ヘクトパスカル、5ヘクトパスカルごとに引く。気体の連続性や、高気圧、低気圧などの気圧系の特性により、等圧線には次の性質がある。

(1)等圧線は交差したり枝分れすることはない。

(2)同じ値の等圧線の間に1本だけ孤立することはない。

(3)同じ値の等圧線が長距離にわたって並行することはない。

(4)極端にでこぼこしない。

(5)前線のところや、地形の影響の著しいところを除くと、間隔が不連続に変化しない。

(6)閉じた曲線になる。天気図の端ではとぎれていても、もっと広い範囲では閉曲線になる。

(7)前線のところで急に方向を変えることが多い。

[倉嶋 厚]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「等圧線」の意味・わかりやすい解説

等圧線
とうあつせん
isobar

天気図の上で,気圧の等しい地点を結んだ曲線。地上天気図に用いられ,気圧の分布を知ることができる。

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