箚青(読み)サッセイ

デジタル大辞泉 「箚青」の意味・読み・例文・類語

さっ‐せい【×箚青】

《「とうせい(箚青)」の慣用読みいれずみ刺青
かれが雪の如きはだには、―淋漓として」〈鏡花・義血侠血〉
[類語]入れ墨彫り物刺青タトゥーくりからもんもんげい文身ぶんしん入れ黒子ぼくろ黥首げいしゅ黥面げいめん筋彫り墨刑ギミックアクセサリー刻む彫る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「箚青」の意味・読み・例文・類語

さっ‐せい【箚青】

〘名〙 (「さつ」は「箚」の慣用音) いれずみ。刺青。とうせい。
※義血侠血(1894)〈泉鏡花〉一「剳青(サッセイ)淋漓として、悪龍(あくりょう)焔と吐くにあらざれば」

とう‐せい タフ‥【箚青】

〘名〙 鍼(はり)を体に刺していれずみをすること。いれぼくろ。ほりもの。刺青。〔慶応再版英和対訳辞書(1867)〕 〔酉陽雑俎‐黥〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報