刻む(読み)キザム

デジタル大辞泉 「刻む」の意味・読み・例文・類語

きざ・む【刻む】

[動マ五(四)]
刃物で物を細かく切る。「ネギを―・む」
物の形を彫りつける。彫刻する。「仏像を―・む」
刃物などで筋状に切れ目を入れる。また、彫ったような凹凸をつける。「文字を碑に―・む」「額に―・まれたしわ
細かく区切るようにして継続・進行していく。「柱時計が時を―・む」「年輪を―・む」
心の中にしっかりとどめる。しっかりと記憶する。「忠告を胸に―・む」「心に―・まれた幼い頃の記憶」
入れ墨をする。
おもてを―・みて」〈雄略紀〉
責め苦しめる。さいなむ。
「わが身をただ今までいろいろに―・まれ」〈浮・文反古・五〉
[可能]きざめる
[類語](1切る裁つちょん切るぶった切るかき切る切り刻むちぎる切り抜く刎ねる切り込む切り出す叩き切る焼き切る捩じ切る切り開く切り落とす切開/(6入れ墨彫り物刺青タトゥーくりからもんもんげい文身ぶんしん入れ黒子ぼくろ黥首げいしゅ黥面げいめん筋彫り箚青さっせい墨刑ギミックアクセサリー彫る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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