
刑の面に在るなり」と黥面の意とする。文身は通過儀礼として行われることが多く、入墨は処刑の意味で加えた。
(罪)・
(童)・妾など辛(しん)に従うものは、辛(針)で入墨を加える意である。
に作る。
立〕黥 クロシ
mは声義が近い。〔説文〕に「黔は黎(れい)なり」とあり、黎もまた黒色をいう。
▶・黥罪▶・黥首▶・黥徒▶・黥文▶・黥辟▶・黥面▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…皮膚に鋭利な道具で傷をつけ,そこに色料をすり込むかまたは注入することにより文様を浮かび上がらせるもの。文身(ぶんしん),刺青(しせい),黥(げい)などともいわれる。身体装飾のうちの身体彩色の一技法としては,文様がほぼ永久的に維持される点を特徴とする。…
…刑具裁判【平松 義郎】
[中国]
《尚書》などの古典にみえる五刑の記録は,中国春秋時代以前の刑罰の状態をある程度伝えるものと考えられる。五刑とは黥(げい)(また墨(ぼく),顔面への入墨),劓(ぎ)(はなきり),刖(げつ)(また剕(ひ),あしきり),宮(きゆう)(男子は去勢,女子は幽閉),大辟(たいへき)(死刑)であり,生命刑と肉刑と称された身体刑(終身の強制労働をともなう)より成る。死刑の種類は,炮烙(ほうらく),焚(ふん)などの火刑をはじめ,烹(ほう)(かまゆで),車裂(また轘(かん)),支解(しかい)(四肢を断つ),腰斬(ようざん),磔(たく)(はりつけ),梟首(きようしゆ)(さらし首)など過酷なものも多い。…
※「黥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...