フランスのモラリスト、ラ・ロシュフコーの格言集。通例マキシムMaximesと略称する。1664年初版刊行、以後生前第5版まで改稿・修正を重ねる。人間性の根源にエゴイズムをみるモラリストの格言約600を集めたもの。「偽善とは、悪徳が美徳に対してささげる賛辞である」などはいいえて妙なる表現の巧みさ、「涙のなかには、他人を騙(だま)しおおせたあとあとで、しばしば自分自身をすら欺(あざむ)くものがある」などは人間観察の鋭さを示すもの。「老いる術(すべ)を知る人はほとんどない」、「太陽も死も直視することを得ない」となると、そこにはもう皮肉や警句はなく、ただ人間の限界を冷徹なまでに見つめる目があるばかりである。しかも、この一般論の大家は、「個々の人間を知るよりは人間一般を知ることのほうがたやすい」ことをもわきまえていた。
[山田
]
『内藤濯訳『箴言と省察』(1983・グラフ社)』
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の9月中 (9月後半) のことで,太陽の黄経が 210°に達した日 (太陽暦の 10月 23日か 24日) に始り,立冬 (11月7日か8日) の前日までの約 15日...