紀北町(読み)きほく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「紀北町」の意味・わかりやすい解説

紀北〔町〕
きほく

三重県南部,熊野灘に臨む町。西は紀伊山地の台高山脈を境に奈良県と接する。 2005年紀伊長島町,海山町が合体。山地リアス海岸の熊野灘に迫り,町域の大部分山林一帯は紀州材の産地で,南部の中心地区の相賀は木材の集散地。北東部の長島港,南部の引本港を中心に,アジ,サバ,カツオなどの漁やハマチ真珠カキなどの養殖が行なわれる。熊野灘に浮かぶ大島には暖地性の植物が多く生育し,大島暖地性植物群落として国の天然記念物に指定。世界遺産の文化遺産に登録されている「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部をなす熊野参詣道伊勢路が町域を縦貫,国の史跡に指定されている。 JR紀勢本線,国道 42号線,260号線,422号線が通る。面積 256.54km2。人口 1万4604(2020)。

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日本歴史地名大系 「紀北町」の解説

紀北町
きほくちよう

2005年10月11日:北牟婁郡紀伊長島町海山町合併
【紀伊長島町】三重県:北牟婁郡
【海山町】三重県:北牟婁郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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