紅潮(読み)コウチョウ

精選版 日本国語大辞典 「紅潮」の意味・読み・例文・類語

こう‐ちょう‥テウ【紅潮】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 日光月光に照りはえたり、また、赤潮の現象などによって紅色に見える海の波。
    1. [初出の実例]「遠嶼濠雲霧黒 紅潮送月落微茫」(出典:東海一漚集(1375頃)一・熱海)
  3. ほおなどに赤みがさすこと。顔がほてって赤みを帯びてくること。
    1. [初出の実例]「満面に紅潮を帯びて」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉一七)
  4. 月経。つきやく。〔妝楼記‐紅潮〕

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普及版 字通 「紅潮」の読み・字形・画数・意味

【紅潮】こうちよう(てう)

顔があからむ。昂奮した時をいう。明・王世貞〔辰玉、試に応じ都に留まる~〕詩 鹿鳴(宴飲歌)歌甫(はじ)めて罷(や)み 紅臉(けん)に登る色

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