精選版 日本国語大辞典 「結膜濾胞症」の意味・読み・例文・類語 けつまくろほう‐しょう‥ロハウシャウ【結膜濾胞症】 〘 名詞 〙 下まぶたの裏側に透明な水ぶくれの小さいつぶが数個、半球状に突出する病気。自覚症状、他覚症状ともにない。学童に多く、原因はトラコーマが治ったあとの後遺症ともいわれるが、不明。濾胞性結膜炎。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「結膜濾胞症」の意味・わかりやすい解説 結膜濾胞症けつまくろほうしょう 充血や目やになど結膜炎症状がなく、瞼(けん)結膜に小さい半球状の隆起、すなわち濾胞だけがみられるものをいう。濾胞はリンパ球の集まりからなる組織で、炎症そのほかの刺激で生ずる。学童期で全身のリンパ組織が発達するころにできやすい。治療の必要はなく、放置してよい。なお、結膜炎で濾胞が現れた場合は濾胞性結膜炎とよばれる。[内田幸男][参照項目] | 濾胞性結膜炎 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例