群品(読み)ぐんぴん

精選版 日本国語大辞典 「群品」の意味・読み・例文・類語

ぐん‐ぴん【群品】

〘名〙
① すべてのもの。万物
古事記(712)序「乾坤(けんこん)初めて分れて、参神造化の首(はじめ)を作(な)し、陰陽斯(ここ)に開けて、二霊群品(ぐんぴん)の祖(おや)と為りき」 〔孔穎達‐周易正義序〕
続日本紀‐延暦一〇年(791)一二月甲午「適値群品楽生之秋

ぐん‐ぽん【群品】

〘名〙 (「ほん」は「品」の呉音) 仏語多く生物。生きとし生けるもの。群生(ぐんじょう)有情(うじょう)衆生(しゅじょう)。ぐんぴん。
正法眼蔵(1231‐53)行持下「惟願和尚慈悲開甘露門広度群品かくのごとくまうすに」 〔剪燈余話‐芙蓉屏記〕

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普及版 字通 「群品」の読み・字形・画数・意味

【群品】ぐんぴん

万物。

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