翼賛議員同盟(読み)よくさんぎいんどうめい

百科事典マイペディア 「翼賛議員同盟」の意味・わかりやすい解説

翼賛議員同盟【よくさんぎいんどうめい】

1941年に結成された衆議院会派。全政党を解散させて大政翼賛会を結成したのち,衆議院には衆議院倶楽部が結成された。近衛文麿の意を受けた前田米蔵風見章らはさらに両院議員倶楽部の結成を目ざしたが貴族院反対に遭って挫折。前田らは300余名で対政府協力交渉団体として翼賛議員同盟を組織。1942年の翼賛選挙で中心的役割を果たしたのち翼賛政治会統合

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「翼賛議員同盟」の解説

翼賛議員同盟
よくさんぎいんどうめい

日中戦争・太平洋戦争期の衆議院における最大院内会派。政党解散,大政翼賛会の結成後,衆議院議員倶楽部の後身として1941年(昭和16)9月2日結成。定数466人のうち当初326人が参加。翼賛選挙後の翼賛政治会結成にともない,42年5月19日に解散。

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