精選版 日本国語大辞典 「耳菜草」の意味・読み・例文・類語
みみな‐ぐさ【耳菜草】
〘名〙 ナデシコ科の多年草。各地の路傍に生える。高さ一五~三〇センチメートル。茎は暗紫色を帯び、密に毛が生えて、上部には腺毛が混じる。葉は卵形または長卵形で対生する。晩春、枝先に大きな集散花序をつくり、白い五弁花をつける。花弁の先端は二裂している。果実は円筒形で横に向く。漢名は簇生巻耳で、慣用的に用いる巻耳は中国産の別種の名。《季・春》
※枕(10C終)一三一「みみな草となんいふ」
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