耳菜草(読み)ミミナグサ

デジタル大辞泉 「耳菜草」の意味・読み・例文・類語

みみな‐ぐさ【耳菜草】

ナデシコ科越年草道端に生え、高さ15~25センチ。根元から枝分かれし、茎は暗紫色。茎・葉に毛がある。葉は卵形で、形をネズミの耳に見立ててこの名があるという。春から夏、白い5弁花を開く。若葉食用

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精選版 日本国語大辞典 「耳菜草」の意味・読み・例文・類語

みみな‐ぐさ【耳菜草】

  1. 〘 名詞 〙 ナデシコ科の多年草。各地の路傍に生える。高さ一五~三〇センチメートル。茎は暗紫色を帯び、密に毛が生えて、上部には腺毛が混じる。葉は卵形または長卵形で対生する。晩春、枝先に大きな集散花序をつくり、白い五弁花をつける。花弁先端は二裂している。果実円筒形で横に向く。漢名は簇生巻耳で、慣用的に用いる巻耳は中国産の別種の名。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「みみな草となんいふ」(出典:枕草子(10C終)一三一)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「耳菜草」の解説

耳菜草 (ミミナグサ)

学名Cerastium fontanum subsp.triviale var.angustifolium
植物。ナデシコ科の越年草

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