病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「肝臓病治療剤」の解説
肝臓病治療剤
肝臓は、胃・腸・
肝臓は、ふだんはとてもじょうぶな臓器ですが、いったん病気(ウイルス性肝炎、アルコール性肝炎、薬剤性肝障害など)になると、回復がなかなか困難です。
肝臓病の治療に用いられる薬が肝臓病治療剤です。
肝炎ワクチンの開発により、ウイルス性肝炎の予防ができるようになったことは大きな進歩です。
肝臓病治療剤には、肝臓の再生能力を増強するもの、肝臓にとって有害な代謝物(過酸化脂質など)を除去するもの、肝臓の解毒作用を促進するもの、そしてこれらの作用をあわせもつものなどがあります。
そのほか、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸などのビタミン剤、漢方製剤の小柴胡湯、大柴胡湯、柴胡桂枝湯なども、肝機能を増進させる作用のあることから、肝臓病の治療にも使用されます。それぞれの項目を参照してください。
重症の肝炎には副腎皮質ホルモン剤が使用されることもあります。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報