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脱学校論 だつがっこうろんdeschooling

翻訳|deschooling

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

脱学校論
だつがっこうろん
deschooling

現代の公教育体制下にある学校は,真の教育の実現をはばみ,生徒や社会に有害であるとして,学校の解体を求める 1970年代に生れた主張。 I.イリッチ,E.ライマーらが代表的。その主張は,学校は軍隊,監獄,ハイウエーなどの公共事業と並んで,人々の自由な選択を奪い,それを通じて制度への依存を生み出す操作的制度であり,また,不平等や落第者をわざわざつくりだし,これを自明視させる制度でもある,というもの。

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百科事典マイペディアの解説

脱学校論【だつがっこうろん】

近代以降の学校制度を根本的に見直そうとする教育改革論の一つ。イリイチがその代表者。彼は,現代の学校制度を限定された対象に押しつけるような〈操作的〉制度とし,学校の量的増大と教育の機会均等の幻想を否定して,仲間や教育専門家などによる制度化されない〈懇親的〉なラーニング・ウェッブ(学習の巣)を提唱している。

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世界大百科事典内の脱学校論の言及

【教育】より

…教えることと引き出すことが一つの過程として意識されるなかで,教育educationと教授instructionの統一もまた可能になったといえる。 他方で,発達診断や,教育評価のための各種のテストが開発されるとともに,これが選別の手段として利用され,人権としての教育にとっては反価値的な機能を果たす危険性もあり,これに対する全面否定としての反発達論や脱学校論deschoolingも唱えられている。発達と教育の科学は,すべての人間の人間的成長,発達を保障するためにあることを忘れてはならない。…

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