膝突き(読み)ヒザツキ

デジタル大辞泉 「膝突き」の意味・読み・例文・類語

ひざ‐つき【膝突き/×軾】

神事宮中行事などで、地面にひざまずくとき、地上に敷いて汚れをふせぐ半畳ほどの敷物布帛ふはく薄縁うすべりなどで作る。
遊芸師匠入門するときの礼物。入門料。

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精選版 日本国語大辞典 「膝突き」の意味・読み・例文・類語

ひざ‐つき【膝突・軾】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 宮中で祭祀などの際、ひざまずく時に膝の下に敷いて汚れをふせぐ敷物。薄縁(うすべり)・布帛・薦(こも)などで作った半畳ほどの大きさのもの。
    1. [初出の実例]「神主軾(ひさつき)料絁二疋、糸三絇、調布二端」(出典延喜式(927)一)
  3. 技芸の師匠に入門をする時、挨拶(あいさつ)がわりに持参する礼物。転じて、入門料。束脩
    1. [初出の実例]「けいこにやると、膝付(ヒザツキ)から、きわぎわのつけとどけがもめるによって」(出典:洒落本・箱まくら(1822)下)

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