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船瀬 ふなせ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

船瀬
ふなせ

律令制時代,船が停泊するところをいった。古く『万葉集』にみえ,10世紀初頭までは大輪田船瀬などといったが,平安時代後期以後は一般に泊 (とまり) と呼ぶようになった。船を修理,造築する費用のために造船瀬料田,船瀬功徳田が設定された。

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デジタル大辞泉の解説

ふな‐せ【船瀬】

船が風波を避けるために停泊する所。
「行き巡り見とも飽かめや名寸隅(なきすみ)の―の浜にしきる白波」〈・九三七〉

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世界大百科事典 第2版の解説

ふなせ【船瀬】

船舶の停泊する海浜の舟溜(ふなだまり),浅瀬。船居(ふなすえ)ともいう。自然の海岸地形や砂州を利用するとともに,人工の石椋(いしくら),築島(つきしま)などによって風波の難を防いだ。この点,ほぼ(とまり)と同義であるが,やや人工的施設というニュアンスが強い。中世以降の地名用語としては泊のほうが一般的となる。行基の創設した東部瀬戸内海の五泊の船瀬は有名であり,しばしば〈石頽(くず)れ砂漂う〉という被害をうけたが,造船瀬使や国司の管轄下,勝載料(津料)の徴取や船瀬庄田(造船瀬料田)の経営などによって修復・維持された。

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大辞林 第三版の解説

ふなせ【船瀬】

船が風波をさけて停泊する所。船津。 「名寸隅なきすみの-ゆ見ゆる淡路島/万葉集 935

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