菊花章(読み)キクカショウ

デジタル大辞泉 「菊花章」の意味・読み・例文・類語

きくか‐しょう〔キククワシヤウ〕【菊花章】

大勲位だいくんい菊花章

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精選版 日本国語大辞典 「菊花章」の意味・読み・例文・類語

きっか‐しょうキククヮシャウ【菊花章】

  1. 〘 名詞 〙 日本栄典制度で、大勲位に叙せられた者に与えられる勲章大勲位菊花章頸飾と大勲位菊花大綬章二種がある。
    1. [初出の実例]「菊花章は旭日重光章勲二等を佩帯するに同じ」(出典:太政官達第九七号‐明治一〇年(1877)一二月二五日)

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勲章・褒章がわかる事典 「菊花章」の解説

きっかしょう【菊花章】

日本の勲章一種。明治時代から現在に至る栄典制度で一貫して最上位を占め、最高位大勲位菊花章頸飾(だいくんいきっかしょうけいしょく)と、それに次ぐ大勲位菊花大綬章(だいくんいきっかだいじゅしょう)の2つがある。2002年(平成14)8月の閣議決定「栄典制度の改革について」で、それまで勲章の名称についていた勲一等などの数字は廃止されたが、この最上位だけは「大勲位」という名称がそのまま引き継がれた。菊花賞天皇皇族、内閣総理大臣クラスを対象に叙勲されているが、最高位の大勲位菊花章頸飾は、大勲位菊花大綬章をすでに授与された人のなかでさらに卓越した功績を成した人に授与されることから、叙勲者はきわめて少ない。外国人への儀礼叙勲では、皇族の外遊国賓として公式に来日する国家元首レベル以上に贈られている。授与式は皇居正殿松の間で行われ、天皇が勲章を親授する(親授式)。

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百科事典マイペディア 「菊花章」の意味・わかりやすい解説

菊花章【きっかしょう】

大勲位菊花章頸飾と大勲位菊花大綬章の2種がある。前者は1888年制定,日本最高位の勲章で,すでに大勲位に叙せられ,菊花大綬章を受けている者に特別に与えられる。後者は1876年制定,前者に次ぐ高位の勲章。いずれも皇族,外国元首に授与される場合が多い。
→関連項目大勲位

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「菊花章」の意味・わかりやすい解説

菊花章
きっかしょう

栄典制度」のページをご覧ください。

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