コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

岡崎藩 おかざきはん

5件 の用語解説(岡崎藩の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

岡崎藩
おかざきはん

江戸時代,三河国 (愛知県) 額田郡岡崎地方を領有した藩。徳川氏ゆかりの地であるが,慶長5 (1600) 年田中吉政が筑後 (福岡県) 久留米へ転封以後,譜代大名本多氏5万石,水野氏5万~6万石,松平 (松井) 氏5万 8000石を経て,明和6 (1769) 年石見 (島根県) 浜田より本多忠粛 (ただとし) が5万石で入封。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

岡崎藩【おかざきはん】

三河国額田(ぬかた)郡岡崎(現愛知県岡崎市)に政庁(岡崎城)を置いた譜代中藩。1590年の徳川家康関東入国後,田中吉政が10万石で入封し,岡崎城の拡張・整備を行った。
→関連項目本多氏

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
百科事典マイペディアについて | 情報

藩名・旧国名がわかる事典の解説

おかざきはん【岡崎藩】

江戸時代三河(みかわ)国額田(ぬかた)郡岡崎(現、愛知県岡崎市)に藩庁をおいた譜代(ふだい)藩。藩校は允文館(いんぶんかん)、允武館。徳川家康(とくがわいえやす)生誕の地で、家康は当地を本拠に独立し、天下統一に乗り出した。関ヶ原の戦いのあと、1601年(慶長(けいちょう)6)に徳川氏譜代の重臣本多康重(やすしげ)が5万石で立藩、以後当藩は譜代中の名門が交代で藩主を務めた。本多氏4代のあと、水野忠善(ただよし)が45年(正保(しょうほう)2)に入封(にゅうほう)。その4代の忠之(ただゆき)は老中として享保(きょうほう)の改革に参画し1万石加増、6万石となった。水野氏7代のあと、短期間の松平(松井)康福(やすとみ)を経て、1769年(明和(めいわ)6)に本多忠粛(ただとし)が5万石で入り、以後明治維新まで本多氏6代が続いた。当藩は藩主代々が幕府の要職につき、また臨時課役も多っかたので、常に藩財政に苦しんだ。1871年(明治4)の廃藩置県で岡崎県となり、その後、額田県を経て翌年愛知県に編入された。

出典|講談社
藩名・旧国名がわかる事典について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

おかざきはん【岡崎藩】

三河国(愛知県)岡崎に藩庁を置いた譜代中藩。徳川家康はこの地を本拠に独立し,のち天下統一に乗り出した。1590年(天正18)家康の関東移封後,豊臣秀吉によって田中吉政が岡崎に封ぜられたが,1601年(慶長6)関ヶ原の戦の功によって筑後久留米に移され,かわって家康の腹心の一人本多康重が5万石で入封した。康重は領内検地を実施,天守閣を築き,城下町の整備につとめるなど藩政の成立に努力した。康重のあと康紀,忠利とつづき,45年(正保2)利長のとき遠江国横須賀に移され,水野忠善が三河国吉田から5万石で入封した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

岡崎藩
おかざきはん

三河国額田(ぬかた)郡岡崎(愛知県岡崎市)に置かれた譜代(ふだい)藩。豊臣(とよとみ)系大名の田中吉政(よしまさ)ののち、1601年(慶長6)本多康重(やすしげ)が5万石で入封。以後、岡崎は徳川家康ゆかりの地として、また東海道の宿場として譜代中の名門が藩主となる。歴代藩主は本多康重以降、康紀(やすのり)・忠利(ただとし)・利長(としなが)、水野忠善(ただよし)(1645年入封。5万石)・忠春(ただはる)・忠盈(ただみつ)・忠之(ただゆき)(1万石加増)・忠輝(ただてる)・忠辰(ただとき)・忠任(ただとう)、松平(松井)康福(やすよし)(1762年入封。5万8000石)、本多忠粛(ただとし)(1769年入封、5万石)・忠典(ただつね)・忠顕(ただあき)・忠孝(ただたか)・忠民(ただもと)・忠直(ただなお)と続き、幕末に至る。岡崎藩は藩主が幕府の要職につき、日光社参などの臨時課役を勤めることも多く、矢作(やはぎ)川沿いの肥沃(ひよく)な地をもつわりに藩財政が悪かった。藩政は、藩主の江戸在勤が長かったため、老臣により運営されることが多く、藩政改革に失敗した水野忠辰のように幽閉された藩主もいた。1836年(天保7)の加茂一揆(いっき)で藩は鎮圧のため出兵したが、収奪が厳しく民心が動揺したといわれる。71年(明治4)廃藩、岡崎県、額田県を経て翌年愛知県に編入された。[渡辺和敏]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

今日のキーワード

百条委員会

地方自治体が議決により設置する特別委員会の一つ。名称は「地方自治法第100条」に基づく。百条委員会は、地方公共団体の事務に関する調査を行い、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した者には罰則が科...

続きを読む

コトバンク for iPhone