葦五位(読み)ヨシゴイ

デジタル大辞泉 「葦五位」の意味・読み・例文・類語

よし‐ごい〔‐ゴヰ〕【×葦五位/×葭五位】

サギ科の鳥。全長約37センチ。全体黄褐色南アジア分布日本には夏鳥として渡来し、水辺葦原繁殖。敵が近づくと、くちばしを天に向けてじっと立ち、周りのアシと見分けにくくなる。煩悩鷺ぼんのうさぎ。あしごい。 夏》

あし‐ごい〔‐ゴヰ〕【×葦五位】

ヨシゴイ別名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「葦五位」の意味・読み・例文・類語

よし‐ごい‥ゴヰ【葦五位】

  1. 〘 名詞 〙 サギ科の鳥。全長約三五センチメートルで、日本産サギ類のうち最も小さい。全体に黄褐色で頭上風切り羽・尾羽は黒い。腹面は淡く、胸の両脇に褐色斑がある。雌と幼鳥は縦斑に富む。日本のほかアジア東南部で繁殖し冬は南方へ渡る。水辺の葦や真菰の茂る草むらにすみ、昆虫やカエルなどを捕食、六、七月ごろに営巣。敵が近づくとくびをのばし、くちばしを上に向ける習性がある。あしごい。ぼんうさぎ。《 季語・夏 》 〔大和本草(1709)〕

あし‐ごい‥ゴヰ【葦五位】

  1. 〘 名詞 〙 鳥「よしごい(葦五位)」の異名。《 季語・夏 》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android