蓮淳(読み)れんじゅん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「蓮淳」の解説

蓮淳 れんじゅん

1464-1550 室町-戦国時代の僧。
寛正(かんしょう)5年生まれ。蓮如の6男。実如の弟。蓮如の越前(えちぜん)(福井県)吉崎への転出にあたって,近江(おうみ)(滋賀県)の顕証寺にはいる。蓮如没後,本願寺9世実如,10世証如を補佐し浄土真宗布教につとめる。河内(かわち)(大阪府)に顕証寺,伊勢(いせ)(三重県)に願証寺をたてた。天文(てんぶん)19年8月18日死去。87歳。京都出身。法名は兼誉。号は光応寺。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の蓮淳の言及

【願証寺】より

…浄土真宗本願寺系の寺。本願寺蓮如の六男蓮淳が,1501年(文亀1)ころに,伊勢桑名郡長島に開創した。美濃,尾張,伊勢地方の本願寺教団を統括し,土岐氏らの有力武士と結んで勢力を振るい,また蓮淳が本願寺10世証如の外祖父であったことから,教団中枢に重きをなした。…

※「蓮淳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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