日本歴史地名大系 「蔦島」の解説
蔦島
つたしま
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
香川県西部、三豊(みとよ)市に属す島。仁尾港の沖合い1キロメートルにあり、大蔦(おおつた)島と小蔦(こつた)島からなる。無人島。仁尾港の自然の防波堤の役割をもつ。小蔦島は面積0.08平方キロメートル。県最古級の縄文遺跡の小蔦島貝塚(県史跡)がある。縄文早期の山形、楕円(だえん)などの押型文のある尖底(せんてい)土器が発掘され、シオフキ、ハマグリ、カキ、ツメタガイなどの貝殻の厚い層がある。大蔦島は面積0.31平方キロメートル。標高91メートル。砂浜海岸と岩石海岸からなり、波食地形もみられる。キャンプ場も整備され、夏の海水浴シーズンはにぎわう。両島とも瀬戸内海国立公園の一部。
[坂口良昭]
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報