ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蕃坊」の意味・わかりやすい解説
蕃坊
ばんぼう
fan-fang
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…これらのアラブやペルシア人は商人として,兵士として唐に来住したが,これによってイスラムが中国に広く普及したとはみなし難い。唐代から宋代にかけてアラブ・ペルシア系の貿易商人が南方海路で広州,泉州(福建省)などの商港に来て居住し,貿易によって巨富を積み,蕃坊(ばんぼう)という外人居住区を設け,さらに中国人と結婚したり,多年在留することもあった。そのなかで,南宋末,元朝初めの泉州の蒲寿庚(ほじゆこう)というアラブ系の商人は,数代前の先祖の時代から引きつづいて南海貿易商人として活躍し,泉州の提挙市舶(外国貿易管理長官)の地位にあった人物として有名である。…
…最も繁栄したのは南宋代からで,臨安行在府の杭州に近い関係より,貿易額で歴史の古い広州をしのぎ,数十万人の人口を擁していた。中国人の海外発展の一大根拠地で,アラビア人をはじめ多数の外国人のために蕃坊と称する専用の居留地が河岸に沿って設けられたのもこの時期からのことである。 元代には中国第一の南海貿易港として世界的に有名となり,マルコ・ポーロやイブン・バットゥータらが〈ザイトン〉の名で世界一繁栄している港としてその盛況を伝えている。…
※「蕃坊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...