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薬ネット販売 くすりねっとはんばい

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知恵蔵2015の解説

薬ネット販売

一般用医薬品インターネットによる販売のこと。いわゆる通信販売も含まれる。これまで解熱鎮痛剤、風邪薬、胃腸薬等の比較的副作用等の危険性(リスク)の低い一般用医薬品ネット販売は事実上黙認されてきた。しかし、2009年6月1日に改正薬事法が施行され、販売が規制されることになった。
今回の改正薬事法では、医師の処方箋(せん)がなくても薬局・薬店で買える一般用医薬品がリスクの程度によって3つに分類された。薬の説明を薬剤師が行わなくてはならない特にリスクの高い第1類医薬品、薬剤師または今回の改正薬事法で新たに登場した「登録販売者」が薬の説明を行って販売することができる比較的リスクの高い第2類医薬品、薬剤師、登録販売者が販売しなければならないが特に薬の説明が義務づけられていない比較的リスクの低い第3類医薬品である。薬の説明は患者との対面で行うことが原則とされている。
ネット販売の規制の対象となったのはこのうちの第2類医薬品である。第1類医薬品は、薬局・薬店以外では扱えないため、もともとネット販売の対象外である。第3類医薬品には、ビタミン剤、整腸薬、消化薬などがあり、こちらはネット販売でも買える。
薬のネット販売規制に対しては、政府の規制改革会議やネット業界の強い反発があったが、安全性の確保の面から、厚生労働省は規制強化を緩めなかった。ただし、薬局などがない離島や薬局で製造した漢方薬、胃腸薬などの特定の薬を継続して利用する人に限り、2年間の経過措置を設け、電話などでの薬剤師等からの情報提供や売記録の保存などを条件にネット販売を認めることとした。

(小林千佳子 フリーライター / 2009年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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