病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「ビタミン剤」の解説
ビタミン剤
ビタミンは、それ自体がエネルギー源になる栄養素ではなく、糖質や
ビタミンは、健康体では、栄養バランスのとれた食事をしていれば、不足することはまずありません。しかし、病気などによってビタミンを効率よく利用できなくなったり、不足してきたりすると、ビタミン剤の形で体外から補給する必要があります。
ビタミンは、その発見順にアルファベットと番号がつけられています。ビタミン剤の名称もそれに準じています。化学的性質から、
脂溶性ビタミン類は、必要以上の量を摂取すると、排出されるのが遅いので体内に蓄積して、体に障害(中毒)をおこすことがあります。脂溶性ビタミン剤を使用するときは、服用量や服用時間といった使用法について、医師の注意をよく守ることが大切です。
この項で取り上げなかった、ビタミンB12については貧血治療剤、ビタミンKについては止血剤、骨・カルシウム代謝剤で詳しく解説してあります。
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