デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原尊子」の解説 藤原尊子(1) ふじわらの-そんし 984-1023* 平安時代中期,一条天皇の女御(にょうご)。永観2年生まれ。藤原道兼の娘。母は藤原繁子。長徳4年(998)後宮にはいり,2年後に女御となる。暗戸屋(くらべやの)女御とよばれた。従二位。天皇の没後,参議藤原通任(みちとう)と結婚した。治安(じあん)2年12月25日死去。39歳。名は「たかこ」ともよむ。 藤原尊子(2) ふじわらの-そんし ?-? 平安時代中期の女性。藤原道長の娘。母は源明子。源師房(もろふさ)の妻となり,俊房,顕房(あきふさ),麗子を生む。承保(じょうほう)4年(1077)病により出家。姉妹のなかでただひとり臣下にとついだが,子にめぐまれ,八十余の長命をたもった。「御堂関白記」などでは名を隆子としている。 藤原尊子 ふじわらの-たかこ ⇒ふじわらの-そんし(1) 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
朝日日本歴史人物事典 「藤原尊子」の解説 藤原尊子 没年:没年不詳(没年不詳) 生年:永観2(984) 平安中期,一条天皇の女御。藤原道兼(粟田関白)と藤原繁子(藤三位)の娘。父道兼からは終始冷遇されたが,父没後,母や藤原道長の後援により入内,御匣殿別当を経て長保2(1000)年女御(暗戸屋女御)となる。天皇没後,母の勧めで藤原通任に嫁いだ。 (楢原潤子) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報 Sponserd by