衆目(読み)シュウモク

精選版 日本国語大辞典 「衆目」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐もく【衆目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 網、または網状になったものの多くの間隙
    1. [初出の実例]「魚をうることは網の一目によるなれど衆目の力なければ是をうることかたきが如し」(出典:神皇正統記(1339‐43)上)
  3. 多くの人の見る目。また、多くの人の観察。十目。
    1. [初出の実例]「雖先輩之深於詩之者、未上宰之高什、驚傍人之衆目矣」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)四・春三首・序〈藤原周光〉)
    2. [その他の文献]〔張籍‐贈殷山人詩〕

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普及版 字通 「衆目」の読み・字形・画数・意味

【衆目】しゆうもく

衆人の見るところ。唐・張籍〔殷山人に贈る〕詩 滿堂、左を(むな)しうして待つ 衆目、喬(けうせん)(出世)をむ 才異にして時に用ひられく 高くして自ら

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