行列三重(読み)ギョウレツサンジュウ

デジタル大辞泉 「行列三重」の意味・読み・例文・類語

ぎょうれつ‐さんじゅう〔ギヤウレツサンヂユウ〕【行列三重】

歌舞伎下座音楽の一。数人合奏三味線大拍子双盤などの入るにぎやかなもの。大名行列に使う。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「行列三重」の意味・読み・例文・類語

ぎょうれつ‐さんじゅうギャウレツサンヂュウ【行列三重】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 浄瑠璃曲節一つ大名行列練物行進に用いる華麗な旋律で、「仮名手本忠臣蔵八段目道行の中などに用いる。
  3. 歌舞伎下座音楽の一つ。と同様な旋律の三味線の合奏に太鼓などを加えたにぎやかな鳴物。「実録先代萩」の「水戸街道」など。行列の合方
    1. [初出の実例]「わかいしゅ、のりものやれといふをきっかけに、ぎゃうれつ三ぢうになり」(出典:黄表紙・廬生夢魂其前日(1791))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android