コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

双盤 ソウバン

4件 の用語解説(双盤の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

そう‐ばん〔サウ‐〕【双盤】

寺院で法会に打ち鳴らす金属製の盤。
歌舞伎下座音楽に使われる楽器で、大形の当たり鉦(がね)に似たものを枠にかけ、撞木(しゅもく)で打つもの。寺院やその付近の場面などに用いる。
建築で、礎盤(そばん)のこと。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

そうばん【双盤】

日本の仏教音楽民俗芸能,下座(げざ)音楽で用いられる楽器で,(かね)の一種。体鳴楽器。鋳造製で肉厚の皿状の形をしたもの。直径40~60cmほどあり木製の枠に吊って撞木(しゆもく)で打つ。仏教ではおもに浄土宗で用いられ,とくに雲版,太鼓などとともに奏する揩定(かいじよう)念仏(六字詰(ろくじづめ)念仏,歌念仏)は有名である。また民衆の中に広まった静岡県の遠州大念仏などの念仏踊でも用いられる。佐賀県の鉦浮立(かねふりゆう)はいくつかの双盤を中心に,太鼓,笛などの合奏によるもので,双盤を用いた民俗芸能の中でも代表的である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

そうばん【双盤】

寺院で法会のときなどに、打ち合わせて鳴らす金属の盤。
下座げざ音楽の一。伏鉦ふせがねの大形のものを枠につるし、撞木しゆもくで打ち鳴らす。寺院の場や、立ち回りに使う。
礎盤そばん 」に同じ。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

双盤
そうばん

大型の真鍮(しんちゅう)製の鉦(かね)。本来、二台一組で用いたため双の名がある。直径約50センチメートル程度で、形状は当り鉦と同じ。木枠に吊(つ)るし、丁字型の撞木(しゅもく)、1本ないし2本で外側をたたく。現在では浄土系仏教、民俗芸能、歌舞伎(かぶき)の下座音楽で用いられている。仏教では六字詰念仏のような念仏や和讃(わさん)の伴奏に使われる。民俗芸能では念仏踊など風流(ふりゅう)系の芸能に多く用いられ、佐賀県や長崎県の浮立(ふりゅう)、静岡県の遠州大念仏などが有名である。歌舞伎では寺院関係の情景描写に用い、打楽器だけの演奏のほかに唄(うた)や三味線を加え、幕開き、幕切れ、人物の出入りに使用する。[柴田典子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

双盤の関連キーワード篠笛囃子下座唄下座台下座触れ下座見郷土芸能小切子古典芸能本田安次

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

双盤の関連情報