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術後腸管麻痺 じゅつごちょうかんまひpostoperative paresis of the intestine

世界大百科事典 第2版の解説

じゅつごちょうかんまひ【術後腸管麻痺 postoperative paresis of the intestine】

開腹手術の後に腸管の運動が減弱ないしは停止する状態。とくに腹腔内臓器に直接手が加えられる手術のときに著しい。腸管麻痺の原因は,全身麻酔や腰椎麻酔に用いた薬剤の影響である場合もあるが,主として開腹時の腸への直接の手術操作が機械的刺激(腸管の牽引,圧迫,切断,縫合など)となって腸管運動に関係する腸管壁の神経組織を障害するためと考えられている。また腸管壁の乾燥や湿潤など,湿度の過度の変化も神経組織の障害の原因となる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の術後腸管麻痺の言及

【イレウス】より

…機能的イレウスには麻痺イレウスと痙攣(けいれん)性イレウスがある。前者には,開腹手術後に起きる術後腸管麻痺や,腹膜炎,腹腔内出血などに伴う腸管麻痺が含まれる。後者は,心因性や,外傷,腸疾患による刺激で腸が強く収縮して起こるが,一時的であることが多い。…

※「術後腸管麻痺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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