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衛星携帯電話 エイセイケイタイデンワ

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デジタル大辞泉の解説

えいせい‐けいたいでんわ〔ヱイセイ‐〕【衛星携帯電話】

satellite phone》⇒衛星電話

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

衛星携帯電話
えいせいけいたいでんわ
satellite mobile phone

人工衛星を経由して通信を行う携帯電話端末やその通信サービスのこと。一般の携帯電話のように陸上の無線基地局の設備が不要で、音声やデータの通信可能な地域が広く、上空に遮るものがなければ、山間地や海上などを含むほとんどの地域で利用できる。衛星電話サービスは、1979年に国際海事衛星機構International Maritime Satellite Organization(IMSO)が始めたのが最初である。日本ではKDD(現、KDDI)が1982年(昭和57)からサービスや通信機器の取り扱いを開始した。
 日本国内で利用可能な衛星携帯電話のサービスは、KDDIやNTTドコモなどの電気通信事業者によって提供されており、おもに2種類のシステムがある。(1)赤道上空3万6000キロメートルにある静止衛星のN-STARやインマルサットを利用するシステム。データ容量の大きい映像なども通信が可能である。(2)地上から780キロメートルの低軌道にある周回衛星イリジウム衛星を利用したシステム。静止衛星よりも通信距離が短いため、通信の遅延は起こりにくい特徴がある。反面、送受信できるデータ量が少ない。通信機器は小型で軽量なアンテナ一体型のハンディモデルが中心となっている。
 衛星携帯電話は、一般の携帯電話に比べて、端末が高価で大きいこともあり、日本では普及が遅れていた。しかし、2011年(平成23)の東日本大震災では、一般的な携帯電話の音声通話が一時8割前後まで規制を受ける事態となり、緊急通信手段として衛星携帯電話を見直す動きが高まった。総務省は電波法施行規則を改正し、2012年7月よりインマルサットGSPS(Global Satellite Phone Services)型の新しい衛星携帯電話の利用を許可した。これにより静止衛星インマルサットを介したハンディ型端末が国内で利用できるようになり、同年8月から各社がサービス提供を開始した。[編集部]

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