日本大百科全書(ニッポニカ) 「衝動タービン」の意味・わかりやすい解説 衝動タービンしょうどうたーびん 蒸気タービンあるいは水力タービンの一種。蒸気タービンは、ノズルによって高速の蒸気流をつくり、これをタービン羽根に当てて蒸気の衝動作用や反動作用により仕事を行う。タービン羽根を衝動力のみによって駆動するものを衝動タービンという。また、水をノズルから噴出し、高速度で羽根に衝動力を与えて回転させるペルトン水車も衝動型のタービンである。[中山秀太郎][参照項目] | 蒸気タービン | ペルトン水車 蒸気タービンの作動方式による分類 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「衝動タービン」の意味・わかりやすい解説 衝動タービンしょうどうタービンimpulse turbine 高圧蒸気をノズルまたは固定羽根 (静翼) で急激に圧力を降下させて高速度の噴流とし,これを回転羽根 (動翼) に作用させ蒸気の衝動力によって羽根車を回転させるタービン。ただし,蒸気は回転羽根中を流れるときに膨張はせず,回転羽根の入口と出口の間にはほとんど圧力差がない。ドラバルタービン (単式) ,カーチスタービン (速度複式および圧力・速度複式) ,ツェリータービン (圧力複式) などの種類がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報