衝羽根空木(読み)ツクバネウツギ

デジタル大辞泉 「衝羽根空木」の意味・読み・例文・類語

つくばね‐うつぎ【衝羽根空木】

スイカズラ科の落葉低木。本州以西の山地自生。枝は赤褐色でつやがあり、葉は卵形で先がとがる。5月ごろ、黄白色の花が咲いたあと、5枚の細長いがく果実に残り、羽根突き羽根に似る。こつくばね。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「衝羽根空木」の意味・読み・例文・類語

つくばね‐うつぎ【衝羽根空木】

  1. 〘 名詞 〙 スイカズラ科の落葉低木。本州、四国、九州の山地に生え、庭木ともされる。高さ一~二メートル。若枝は赤褐色で平滑、光沢があるが、のち表皮は不規則に割れ目が生じ灰色に変わる。葉は対生で短柄をもつ。葉身は卵形または卵状楕円形で長さ二~五センチメートル、上半部にまばらな鋸歯(きょし)があり、先端は鋭くとがって裏面に白毛を密生初夏、枝端に集散花序を出し黄白色の筒状花を三~五個つける。萼片は狭長楕円形で五個あり、果実に残る。それがツクバネに、枝はウツギによく似ているところからこの名がある。うさぎかくし。こつくばね。つくばねたにうつぎ。〔物品識名(1809)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「衝羽根空木」の解説

衝羽根空木 (ツクバネウツギ)

学名Abelia spathulata
植物。スイカズラ科の落葉低木,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android