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被く カズク

デジタル大辞泉の解説

かず・く〔かづく〕【被く】

《「潜く」と同語源。「かつぐ」とも》
[動カ四]
頭の上から覆う。頭に載せる。かぶる。
「頭つきはいと白きに、黒き物を―・きて」〈・手習〉
貴人から褒美に衣服をちょうだいする。また、それを肩にかける。
「白き物どもを品々―・きて」〈・若菜上〉
損害・負担などを引き受ける。しょい込む。
「弟御(おととご)の無実の難を身に―・き」〈浄・二枚絵草紙〉
だまされる。
「片里は今は恋に賢く、年寄女は闇に―・かず」〈浮・一代女・六〉
[動カ下二]かずける」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

かずく【被く】

〔「かずく(潜)」と同源。「かつぐ」とも〕
( 動四 )
頭にかぶる。 「黒き物を-・きて/源氏 手習
当座の褒美・引き出物として、布・装束などを主君から与えられる。また、それを左肩にかける。 「白き物どもをしなしな-・きて/源氏 若菜上
損害などを身に受ける。 「闇にても人はかしこく、老たる姿を-・かず/浮世草子・五人女 2
( 動下二 )

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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