補習教育(読み)ほしゅうきょういく

精選版 日本国語大辞典 「補習教育」の意味・読み・例文・類語

ほしゅう‐きょういくホシフケウイク【補習教育】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 学校在学者を対象として行なわれる補習。〔国民百科新語辞典(1934)〕
  3. すでにある職業に従事している者に対して、なんらかの形で教育を継続しその知識および技術を高めるために行なわれる教育、または教育制度
    1. [初出の実例]「此等移民に対し補習教育の必要を認め」(出典:国民新聞‐明治三九年(1906)六月二五日)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「補習教育」の意味・わかりやすい解説

補習教育
ほしゅうきょういく

主として勤労青少年に対して,職業生活上必要と考えられる知識や技能を授け,さらに一般教養を高めることを目的として行われる教育。ドイツで発達し,日本には 19世紀末に制度として取入れられ,実業補習学校成立をみた。実業補習学校はのちに青年学校となり,男子は義務化された。イギリスの 1944年法では,16~18歳の勤労青少年の補習教育を義務制とし,少くとも1週1日,勤務時間内に補習学校に出席させなければならないとしている。日本でも第2次世界大戦後に設けられた定時制高等学校は補習教育の意図もとに構想されたが,その実態は遠くへだたっている。

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