平安時代以来、主として公家(くげ)階級の間で用いられた日常の服装の意。晴の装束に対する語。褻とは普段の私事をいい、儀式・年中行事など晴の公事に用いる服装や、宮廷出仕のときに着装する朝服の束帯や女房装束は晴の装束で、それ以外の私生活での服装を褻の装束とよんだ。たとえば男子では、烏帽子(えぼし)をかぶる直衣(のうし)、狩衣(かりぎぬ)、女子では袿(うちき)、衵(あこめ)、細長などの姿がそれである。しかし時代の下降とともに服装の簡略化によって、褻の装束が儀礼服化し、晴の装束として用いられるようになった。たとえば直衣について、平安時代末期には勅許によって冠(かんむり)をかぶって参内ができるようになり、近世になると烏帽子に直衣の姿も礼装の一つとされた。
[高田倭男]
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新