襟懐(読み)キンカイ

デジタル大辞泉 「襟懐」の意味・読み・例文・類語

きん‐かい〔‐クワイ〕【襟懐】

心の中。胸のうち
[類語]胸中胸襟胸懐胸裏胸臆胸間胸三寸念頭意中方寸思い考え

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精選版 日本国語大辞典 「襟懐」の意味・読み・例文・類語

きん‐かい‥クヮイ【襟懐】

  1. 〘 名詞 〙 心の中。胸のうち。思い。考え。胸懐。胸襟。
    1. [初出の実例]「翰墨難乾蘋未浪。襟懐繋桂華岑」(出典本朝麗藻(1010か)下・夏日同賦未飽風月思〈藤原公任〉)
    2. [その他の文献]〔張華‐情詩其一〕

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普及版 字通 「襟懐」の読み・字形・画数・意味

【襟懐】きんかい(くわい)

心に感ずること。〔世説新語賞誉〕許掾(詢)嘗(かつ)て(帝)に詣(いた)る。爾(そ)の夜、風恬(すず)しく、かなり。乃ち共に曲室(密室)中の語を作(な)す。襟懷の詠は(ひとへ)に是れ許の長ずるなるも、辭寄の婉なること、日に逾(すぐ)るり。

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