( 1 )極楽浄土を西方とするのは「阿彌陀経」などの所説に基づくが、奈良時代にはまだ「西方」が直ちに極楽を指すという用法は定着していない。「書紀‐孝徳・白雉元年二月」では中国を指して「西土」といっている。
( 2 )平安朝に入ると「霊異記」(八二二)に「西方極楽」〔下〕、「西方安楽国」〔下〕の例が見え、「菅家後集‐和紀処士題新泉之二絶」(九〇三)に「西方」で極楽を指した例が見られる。「西方浄土」という表現は一一世紀以降、浄土教の流布に伴って一般化した。平安朝末から中世には、落日に向かって西方浄土を観想する日想観が流行した。
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報
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