西暦(読み)せいれき

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

西暦
せいれき

キリスト生誕の年を紀元元年とする西洋紀年法のこと。西暦、西紀などと略す。西暦紀元は525年にローマのディオニシウス・エクシグウスDionysius Exiguus(497ころ―550)が創設したもので、532年の復活祭表に初めて用いた。しかし彼はキリスト生誕の年を実際よりはすこし遅らせているといわれる。それぞれの暦にはそれぞれの紀年法があるが、西暦は、今日では暦法のいかんにかかわらず、広く国際的に用いられている。

[渡辺敏夫]

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百科事典マイペディアの解説

西暦【せいれき】

西洋の紀元に対する呼称。530年ごろシリアのディオニュシウス・エクシグウスがキリストの生年を推算し,A.D.(主の年Anno Dominiの略)1年とした。この推算は誤りで,実際の生年は前4年〜前7年とされる。この紀年法はカール大帝の時代(8世紀末)から普及。西暦紀元の表記では,紀元後をA.D.と略して年数を表す数字の前につけ,紀元前B.C.(before Christ)と略して数字のあとにつける。
→関連項目紀元世紀

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

西暦
せいれき
Christian era

キリスト生誕の年と信じられている年を紀元とする西洋の暦。6世紀頃ディオニシウス・エクシグウスによって考えられた。ヨーロッパで一般的に用いられるようになったのは9世紀以降である。キリストの生誕以前を紀元前とし,「B. C.…年」と記すが,B. C.とは Before Christの略。生誕以後を紀元後とし,「A. D.…年」と記すが,A. D.は Anno Domini (主の年) の略。 (→紀年法 )

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精選版 日本国語大辞典の解説

せい‐れき【西暦】

※仏国暦象編(1810)一(古事類苑・方技五)「隋以前西暦未中国
※西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉前「皇暦某月日は西暦の某月日たるを知るべし」

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