覆面介入(読み)フクメンカイニュウ(英語表記)anonymous intervention

デジタル大辞泉 「覆面介入」の意味・読み・例文・類語

ふくめん‐かいにゅう〔‐カイニフ〕【覆面介入】

中央銀行などの通貨当局が為替介入を行った後、その事実市場に公表しないこと。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「覆面介入」の意味・わかりやすい解説

覆面介入
ふくめんかいにゅう
anonymous intervention

通貨当局が為替市場安定を図るために介入を行なう際の手法一つ。介入行為が為替市場参加者へ知られることを最小限に抑えるため,為替ブローカーを通さずに,通貨当局が直接,外国為替銀行売買を行なおうとするものである。介入行為が為替市場参加者に伝わることにより,為替相場が不安定化するのを防ぐことを目的としている。

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FX用語集 「覆面介入」の解説

覆面介入

中央銀行が為替介入を公表しないで、秘密に行なうことをいいます。正式な用語ではありませんが、マーケット関係者が一般的に使用しているスラング隠語)で、隠密介入という場合もあります。

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