親会社・子会社(読み)おやがいしゃこがいしゃ

世界大百科事典 第2版の解説

おやがいしゃこがいしゃ【親会社・子会社】

会社間に支配従属関係があるとき,支配する側の会社を親会社(支配会社),支配される会社を子会社(従属会社)という。会社の親子関係は本来,親会社の株式所有比率,子会社の株式分散度および両会社の規模,取引関係,役員兼任関係等により総合的・実質的に判断されるべきものだが,商法は,運用の便宜のために,発行済株式総数の過半数株式所有(有限会社の場合は資本の過半数出資口数所有)という形式的な基準によって親子会社を定義する(商法211条ノ2‐1項)。

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世界大百科事典内の親会社・子会社の言及

【株式】より

…第3に,子会社による親会社の株式の取得も,一定の場合を除き禁止される(211条ノ2)。ここで親会社・子会社の関係は,ある会社(親会社)が他の会社(子会社)の株式または持分(有限会社の場合)の過半数を有する場合,ある会社(親会社)およびその子会社が合わせて他の会社(子会社)の株式または持分の過半数を有している場合,ある会社(親会社)の子会社が他の会社(子会社)の株式または持分の過半数を有している場合に認められる(211条ノ2‐1項・3項)。さらに,定款によって株式の譲渡を制限することが認められている(204条1項但書)。…

【企業結合】より

… 会社の親子関係は株式会社制度(資本多数決制度)を利用した企業結合形式であって,子会社を吸収合併する場合と同様の経済的効果を享受しつつ,子会社の法的独立性を利用するものである。このような企業結合関係のもとでは,その経済的支配従属関係に基づき,市場原理を基礎とする公正な取引がなされず,会社債権者および少数株主の利益が害される危険があり,特別の法的規制が要請される(〈親会社・子会社〉の項参照)。 企業結合関係にある会社,とくに,親会社の財務・収益状況を正確に把握するためには,企業結合全体の連結計算書類を作成する必要がある。…

※「親会社・子会社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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